メイン

2006年11月12日

MOTの教科書的な本

mot_book.jpg
技術者のためのマネジメント入門―生きたMOTのすべて

最近、MOT(Management of Technology)に興味を持って、色々と本を探していたのですが、その中でもかなり読みやすい、理解しやすい本がこちら。発刊はつい最近(2006年10月)で、著者は東京理科大学の教授の方々です。東京理科大学では、専門職大学院でMOTの講座があるようですので、こちらの本が本当に教科書的に使われているのか、もしくは入門書としての本を作ろうと思ったのか、まあいずれにしろ、良い本です。

MOTに興味がある方はぜひ!

2006年06月26日

「苦難の乗り越え方」江原啓之

最近テレビにもよく出演されている江原啓之さんの本。ちょっとタイトルが重たいんですけど、中身もそれなりに(笑)

江原啓之さん自身は、テレビではオーラとか前世とか守護霊の話をしていて、まあかなり胡散臭く見えてしまってますね。実際はそれ程ではないとは思うのですが、本の方は至極真っ当というか、ためになる話です。確かにベースには霊的な話はあるんですけど、だからといってそれに頼り切っている話ではないです。

今生きている「この世」のこと、「この世」で現れる苦難は自分にとってのトレーニングのようなもので、自分で望んで修行をするためにいろんな苦難を受けていること、なんて書くとちょっと変な感じもしますが、『苦難とは自分のたましいを鍛えるための方法』だそうです。

第3章のタイトルが「逃げか卒業か」というもので、結構この「逃げ」か「卒業」かって、あるものから離れるときの形として「解決したのか、しないのか」という感じでもあり、自分の中で童自分に向き合って答えを出し「卒業」出来たのか...なんて考えていると、今自分が置かれている状況、考え方、やらねばならぬ事、解決すべき事などが頭の中でグルグルと、回り始めて、結構きついです。

ただ、これも自分の人生。自分が選んだ道なのだと、改めて考えつつ、内省しながら進むしかないのでしょうね。

スピリチュアルな事をとりあえず横に置いておいたとしても、結構いい本と思います。

2006年04月20日

IKEAのカタログ

ikea_book.jpg

今日、家に帰ってきた時に、ポストの中にIKEAのカタログが入っていました。IKEAって確か、ヨーロッパとかで有名な家具屋さんだったと記憶していますが、今度船橋に、店舗が出来るそうで、通販用のカタログをポスティングしていたみたいです。

このカタログ、表紙も含めて148ページもあり、結構しっかりとした本の形になっています。中身の紙なんかはペラペラですけど、使っている写真もきれいですし、結構楽しめます。商品も結構安い?! ので気になりますね。

4月24日にオープンだそうなので、今度一度行ってみよう。

2006年02月20日

「ウェブ進化論」梅田望夫

CNET JAPAN の「英語で読むITトレンド」やMy Life Between Silicon Valley and Japanでも有名な梅田望夫さんの本。こういう本が出ているとは全く知らなかったのですが、著者名を見てパラパラっとめくって「これは買わなくてはいけない!」とおもって速攻で買った1冊です。

GoogleやWeb2.0、ロングテール現象、ブログ、オープンソースなどなど、それぞれの内容が詳しく、そしてわかりやすく紹介されてます。といっても、百科事典のような内容のバラバラ感があるわけではなく、全ての内容が繋がっていくような面白さがあります。本当にこの方文章がうまいなあと思います。

自分がWeb関連の仕事をしていて、自分の周りの人よりかは半歩位先のWebの世界が見えている気がしていました。そしてその先にある未来に対して漠然とした不安感を抱いていましたが、少なくともその原因の1つが分かり、そして何かやらねばならないという、切迫した気持ちになりました。

序章の冒頭で「ムーアの理論」という話が出てきます。

ムーアの理論とは『半導体の性能は1年半で2倍になる』という法則で、それが転じて「あらゆるIT関連製品のコストは、年率30%から40%で下落する」となったそうです。年率40%じゃ、同じ内容の仕事でも3年で価値が約5分の1まで減価してしまうということでしょうか。まあそれは言い過ぎとしても、3年前と同じWebの制作方法じゃ、確かに「Webデザイナーです!」と胸を張って3年前とお金を頂く仕事は出来ないかも知れません。技術の進歩にあわせて、XHTMLだぁ、CSSだぁ、Flashだぁ、SEOだぁ、AJAXだぁ、PHPだぁ、全てが出来なくても理解して自分が進歩していかないことには、駄目な部分はあると思います。

でもそれ以上に、Googleなどに関する記述は、Web関連以外の人にもぜひ知って頂きたい。自分の出来ることは何なのか、どこを目指すべきなのかを、より深く考えていきたいと思える1冊です。

yusukeoiさんも同じ本を読んでいたので、さっそくトラックバック!!

2006年02月19日

本を買いに本屋へ

本日は、久しぶりに都心の本屋へ。とにかく近所の本屋では専門書の品揃えが良い所がないので、コンピューター関連の技術本とかは都心まで出なければ、手に入らないわけで。

で、丸の内オアゾ丸善を目指しました。でも丸の内オアゾに行ったら、日曜日だというのに全館休館だったわけで。意味無いよー。

仕方がないので東京駅を通過して、八重洲ブックセンターへ。建物はちょっと古めで、4階から上へはエスカレーターがありませんが、パソコン関連は3階なので無問題(洋書とかは8階だったかな)。品揃えも丸善に勝るとも劣らない良い感じで、選ぶのに困る状態。やっぱり本屋はこうでなくちゃ。

で、技術本を2冊、文庫を1冊ほど買うと、あっという間に6000円ほど使ってしまうわけで。まあこの辺は技術書の性というか、その分稼いで取り返すしかないのかも知れませんが(笑)

2005年11月24日

常用字解

zyoyozikai.jpg

実はこの本、というか辞書なんですけど、自分の中では久々の大ヒットです。

常用字解」は漢字学者の白川静氏がまとめた漢和辞書で、常用漢字として認められている1945字について、その文字の成り立ちを1つ1つ説明している辞書です。漢字の持つそれぞれの意味を詳しく知ることで、より漢字を大切に思うことが出来る一冊だと思います。

たとえば、「口」という漢字は、人間の口が元になっているとも言われますが、象形文字などでは明確に人間の口を示すような使用例はなく、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れるための器の形を示しているそうで、「口」を使った「右」は、又(右手の形)と器を示す口を組み合わせた文字で、右手に器を持って神に佑助(助け)を求めること、から来ているそうです。

といったふうに、漢字を調べているといつまでも時間が過ぎてしまうという、私にとっては凄い本です。漢字の事を好きな方にはお薦めです。まるで『てっちゃんに時刻表』という組み合わせ並みに凄いです。

漢字って1945字じゃ全然足りなく位たくさんあるんですけど、そちらについて知りたい方は約6800文字を収録した「新訂 字統」という、すげー大きくて高い辞書もあるので、そちらもどうぞ〜。

2005年10月27日

ドイツデザイン

deutschlife.jpg

ドイツでデザインされた家電品や家具、文房具、カバン等々、いま日本で手に入るドイツ製品を紹介した本「ドイツデザイン」です。

ドイツのデザインって、質実剛健というか、シンプルというか、そういうところが魅力的なんだと思います。結構好きです。イタリアとかフランスのデザインよりも好きですね。

なかなか買ったりは出来ませんけど、こうして本を見ながら「次はこれが欲しいなー」とか思っている時間が良かったりもします。椅子とか好きなんですけど、いつもの事ながらあまりの値段の高さに目が回ります。

ちなみに、この手のドイツの特集本を見ると、観光関連の本を除くと、だいたい話の中心がベルリンに集中しているのがちょっと残念かなあ。たしかにベルリンがデザインの集まる都市なのかも知れないんですけど、ベルリンは行っていないので思い入れが無いんですよねぇ。

2005年10月04日

ahead hommeとahead femme

aheadhomme.jpg

先日ahead hommeという雑誌をいただきました。といっても元々無料で配られている雑誌です。詳しくはこちらのaheadのホームページにもありますが、リクルートのR25とかと同じような感じで、広告多めの雑誌といった感じです。

ちなみにahead hommeとahead femmeは別の本ではなくて、途中からひっくり返って両方が右綴じの雑誌になっています。

内容はクルマ関連の事が多く、ちょっとかっこいい感じグッズやリビングの事等々、対象年齢がちょっと高い、30〜40歳位の男性向けの雑誌といった感じです。まあその割には無料で本の作りもちょっと柔いですが、軽く読めて良いと思います。ちょっとこの雑誌を読んで、ルノーカングーもいいなあと
ちょっと変わったクルマ好きの私としては、思ったりもしていますが。

無料で届けてもくれるそうですが(ただし東京、埼玉、千葉、神奈川のみ)、5部単位で5部以上届いてしまうそうなので、1冊もらって後は他の人にあげてしまうのが良いみたいです。

2005年07月11日

もう少し「よくわかる」といいのですが...

IMG_5089.jpg

ちょっと読む必要がありまして、右の本「よくわかる経済と経済理論」という本を買いました。慶応の経済学部の助教授の方が書かれている本です。雰囲気的には悪くないですし、かわいらしい?イラストなんかも多用されていて、なるべく簡単に説明するようになっているようです。

が、どうもそれが空回りしているっぽいです(笑)

イラストが使われているんですが、内容の説明と言うよりは、キャラクターがしゃべっているだけという感じで、もう少し事象を図解して欲しいなあと思う本の作りです。

用語の説明もあんまり無いまま進んでいってしまって、「あーこれを書いた人はかなり頭のいい人なんだろうなぁ」と思わせてくれます。そういう本って時々あるでしょ?

まだじっくり読み進めて見ていないのですが、内容はそれなりに簡単に書かれているようですので、もうちょっと頑張って読んでみます。。。

2005年07月10日

いばらぎじゃなくていばらき

いばらぎじゃなくていばらき

今日は本屋で本を探しておったわけですが、ホームページやブログ関連のところでこのような本を発見!『いばらぎじゃなくていばらき』って、どこかできいたことがあるぞ?そういえば茨城県出身のうちの奥さんが言ってたなあ。って、何という本のタイトルだ?!

というわけで、購入。奥さん大ウケ!!

もともとは「茨城王」という人気サイトのまとめ本だそうです。って、初めて知りました。中身は、サイトに書かれている事がまとまっているのと、さらに茨城弁大辞典というのもついております。マックスコーヒーなつかしー、って千葉に行けば買えるんですけどね。そう、私の地元、栃木にも通じる部分が結構あります。

こちらの「茨城の常識」というところも、結構いいかも。「家には一人一台クルマがある」とか「電車の乗り方がよくわからない。乗り換えできない。」とか。「すみつかれ」(宇都宮あたりでは「しもつかれ」かな)は私は食べれませんけど。

2005年07月09日

CSS導入ハンドブック

cssdesignhandbook.jpg

さて、最近のWebサイト制作では、HTMLとCSSを効率的に組み合わせて作るのがだいぶ浸透してきています。とはいえ、昔からのWeb制作を行っている人にいきなりCSSを使えといっても結構厳しい。私もここ1年半位かけてやっとCSSをだいぶ使えるようになってきましたし。

で、CSSの参考書とかがあると助かるのですが、この「CSS導入ハンドブック」は、結構いい感じです。といってもこれだけで売っている本ではなく、会社で定期購読している「Web Creators」の2005年8月号の付録です。

小さな本で、少々字も細かいですが、前半のイントロダクションのところは要点がまとめられており的確だと思います。ただし、HTMLのしっかりした知識が無いと置いて行かれる感はありますが。あとCSSのリファレンスにはなっていませんので、そういう本は別に必要です。

特に、ブラウザー間の表示の誤差を埋めるためのCSSハックなんかは、普通にWeb制作用のアプリを使っているだけの人には分からないTipsで結構重要だと思います。なかなかブラウザー間の誤差を考慮して制作するのは難しいんですけどね。この辺がちゃんと書かれているのがいいですね。

現在Web制作に携わっていてCSSが苦手な方、これからのWeb制作のさわりを知る意味でも、読んでみるといいと思いますよ。

2005年04月25日

「天才たちの値段」

オール読物

普段の自分が読んでいる本のラインナップからはかなり遠いところにある「オール読物」5月号。なぜここで紹介しているかと言えばもちろん、我が友人 門井慶喜氏のデビュー二作目「天才たちの値段」が掲載されているからに他なりません。

というわけで、皆さん読んでくださいね!

というか、高校時代の友人からこういう人が輩出されるとは全く思っておりませんでした。もっと有名になってもらって「あいつはね、俺が育てたようなもんだよ、あっはっは!」とうそぶくのが私の夢です。

でもうちの奥さん曰く、「タモリ倶楽部か徹子の部屋に出演したら、本物の作家として認める(笑)」だそうですので、ぜひテレビの中で彼の姿を見る来る事を待ち望んでいる訳です。

2005年04月23日

Flash Lite情報の本

基礎から学ぶモバイルFlashコンテンツ作成講座

Flash Liteに関する情報を、こつこつと集めて検討しているところなのですが、やっぱりほんの形になっていると読みやすい。という事で、この「基礎から学ぶモバイルFlashコンテンツ作成講座」を買ってみました。今のところFlash liteに関する本は少ないみたい(実質自分はこの本しか見つけられませんでした)です。

内容としては「基礎から学ぶ」のところが非常にひっかかって、内容の半分くらいが基本的なFlashの使い方で、使い慣れている人には意味無いです。全編Flash Liteに関する情報とか、実例とか、作り方とかにした方がいい気がするんですけど。またFlash Lite Ver.1.0に関するがほとんどで、Ver.1.1の情報が少なめなのもちょっと残念(本の出版時期からして仕方ないんですけど)でした。

それでも、携帯電話で再生するためのテクニックや、CHTMLの書き方、サンプルファイルもついているので、ざーっと読んで必要なところをピックアップしておくには簡単に書かれているので、まあいい感じです.
もっと難しい情報は、MacromediaのサイトからFlash Lite開発用のSDKをダウンロードしたときに入ってくるPDFを参考にするのが良いでしょう。

うん、あとは内容作りですね。

2004年12月30日

MovableTypeのリファレンス本

book_movabletype.jpg
Movable Type スタイル&コンテンツデザインガイド
エ・ビスコム・テック・ラボ 著(毎日コミュニケーションズ)

MovableTypeに触れてもう1年以上経ちますが、今使っているこのブログのレイアウトはあんまりいじっていないですし、MovableTypeの専用のテンプレートタグや属性もあんまりいじっていません。というのもあんまりタグの解説などを書いた本に巡り会っていなかったのもあります。

今回紹介するこの本は本当にMovable Typeに特化した本で、テンプレートタグや属性についても詳しく紹介されています。単純に日記形式に使うだけでなく、カタログや読み物系のコンテンツを作るための設定やテンプレート、CSS等も実践編として紹介されています。とにかく、テンプレートが日本語で詳しく紹介されている本があるというのは、仮に仕事でMovable Typeを設定する必要があったとしても、細かくお客さんの都合に合わせてページの設定が出来るので非常に便利です。

本の半分はテンプレートタグと属性の解説に割かれているので、テンプレートタグのリファレンスとして使うのにも良いと思います。この本とCSSの解説本があると、ブログを日記だけではなく相当凝った使い方も出来ると思います。当然使い方は利用者次第ですが。

Movable Typeの可能性に挑戦したい方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

2004年11月16日

世界のCM、2004

広告批評11月号

ちょうど1年くらい前にも、同じような内容の文章を書いたのですが、広告批評11月号の特集が「世界のコマーシャル 2004」で、CD-ROM付きで世界のCM71作品を見ることが出来ます。

このCMはカンヌ国際広告祭やクリオ広告賞受賞作品などを中心に、編集部が選んだものです。たまに、テレビ番組などで海外のCMを紹介していることもありますが、これだけまとめで、しかも本の付録として見ることが出来るのは結構良いです。

特に海外の作品の中には、日本ではまず流せないだろうなあと思うCM(ちょっとエッチっぽいものや意味深なもの)もあったりして楽しいのです。もちろん賞を取るレベルのものですから、内容も秀逸なものが多いです。英語もしくは英語字幕ですが、本に解説も書いてあるので内容が分からない事はないです。でも日本語字幕があるともっと良いですが。

ということで今回紹介されているCMの中で一番好きだったのは、HONDA UKのCIVICのCMです。1日の生活が凄く細切れに出てくるのですが、とてもかっこいい!このCMだったらCIVIC欲しくなるかもなぁという感じです。日本でもこういうかっこいいCMを流せばいいのに、と思います。

<追記>
Honda UKのCIVICのCMがアップされているページを発見。こちらの「Everyday Civic」というものです。他にも色々なCMを見ることが出来ます。

2004年11月03日

金利・利回りを知りたい方のために

book_kinri.jpg

金利が上がるとどうなるかー金利上昇時代の金利・利回りがわかる本

角川総一 著(明日香出版社)

ここ何年も超低金利で、普通に銀行にお金を預けてもほとんど金利が付かない状態なわけですが、それ以外にもお金を借りるときや、国債などの債権を買うときなど、いろいろなところ「金利」や「利回り」というものがでてきます。でもその金利っていったいどのような仕組みで、どんな風に計算されているのか、気になるところでした。

というわけでこの本、「金利が上がるとどうなるか」を読んでました。この本では、実際にこれから金利が上がった場合の事だけでなく、金利・利回り・債権に関する基礎知識から結構分かりやすく説明しています。また、簡単な計算式がガンガンでてくるので、中学校くらいまで数学が好きだった人なら、関数電卓片手に色々計算してみたくなります。逆に数式が色々とでてきますので(logとかルートとか)、そういうモノが苦手な方はちょっとこの本では役不足でしょう。

たとえば自動車などを3.0%の金利で5年(60回)で支払っていく場合に元の金額よりどれくらい多く支払う必要が有るのか、なんて身近なところから、日銀の金利政策なんて言うニュースで聞いてもなんのことやらさっぱり、といったことも少しですが分かるようになります。特にお金に関することですから、なるべく払いたくないですし、頂けるモノは頂きたい。金融商品は何が有利なのかも、実際の計算を含めて知りたいところです(それとは別にリスクも検討する必要はありますが。)

もちろんこの手の計算はエクセルとかがあると、すんなり計算できてしまうと思います(私は使ったことはありませんが)。その仕組みも知りたい方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

2004年08月31日

「投資情報のカラクリ」

投資情報のカラクリ
投資情報のカラクリ
切込隊長@山本一郎 著(ソフトバンク パブリッシング)

「うまい話にはウラがある」ではないけれど、「おいしい投資話」もよくよく聴いて理解してみないと判断しにくいものです。少なくとも、会社で仕事中にかかってくる投資関連の電話は全く相手にする暇はないのですが。

「切込隊長BLOG 〜俺様キングダム」の隊長さんの書いた「投資情報のカラクリ」という本が面白そうなので、AMAZONで予約して買ってみました。アニメーション、M&A、中国投資、REIT(不動産投資信託)、バイオベンチャー、消費者金融などの話が、非常に楽しく(ある意味で)書かれております。

読み始めたら、面白い!最後まで一気に読めました。正直に言って、今年に入って一番面白く読んだ本といってもいいです。本当にアニメーションが日本の有力な輸出産業になるのかよ?とか、中国投資って本当に平気なの?といった、気になる情報が数値とグラフを元に詳しく紹介されています。ただし、使用されている用語やグラフが難しくて理解できない所が多々あります。全体の理解度は半分に満たないかもしれないけれど、それでも独特の口調(文体?)もあって、ガンガン読めてしまいます。

投資関連の本や雑誌で偏った考えになりがちな方は、様々な情報を入れるという意味でも是非読んでみるのがいいのではないでしょうか。

2004年08月29日

「100億稼ぐ仕事術」

100億稼ぐ仕事術
100億稼ぐ仕事術
堀江貴文 著(ソフトバンク パブリッシング)

近鉄バッファローズの買収や新球団設立と、何かと話題の多いライブドアの社長、堀江さん。最近やたらとテレビに出てくるようになったような気がします。とにかく、「100億稼ぐ」仕組みを作った訳ですから、その人がどんな仕事の仕方をしているのか、気になるところです。

本の内容としては、実際に普段の仕事で行っているメールの読み方(1日5000通メールが届く!そうです)や、時間の使い方、人と仕事をしていく方法、お金の使い方(コストカットにかなり力が入ってます)、若干自分の会社の宣伝も入っております(LindowsOSのことや、Eudoraのことなど)。

そのなかでも自分が一番気に入ったのは、時間の使い方に関する部分で、『仕事の質は「集中力×時間」で決まる』というところです。なかなか仕事をしていると電話やら打ち合わせなどで、集中する時間というのが取りにくい事もありますが、短時間で集中が切れても、また休んでから集中する。没頭して、やり遂げるということを堀江さん重視しています。

何だかバリバリ休み無く働いているように見える堀江さんですが、1日8時間は寝ているそうで、どんなに忙しくても3〜4時間は寝る、1週間に必ず1日は休む。しっかり休むからこそ集中力も健康も維持できているそうです。んー、なるほど。自分もいっぱい寝ているはずなんですけどねえ。集中力の面で、もっと自分を改めてみたいと思います。

100億とはいいませんから、もう少し稼げるようにはなりたい!では、まずは1日8時間寝るところから始めましょうか。ZZZzzzz....

2004年08月10日

0円雑誌、R25

r25.jpg

話題の0円雑誌、「R25」です。ちょっと前から気にはなっていたのですが、なかなか配布場所に行くことが出来ず(うちの近所には無いんです)、都心に出掛けた時に手に入れる事にしています。見た目はちょっとペラッとしたパンフレットのようで、本として売るにはちょっと...といった感じです。確かにタダなら持っていって読もうかな、という気にさせてくれます。

ターゲットは25歳以上の男性と言うことで、一応ターゲットの範囲なわけですが、1つ1つのニュースが簡単にまとめられていて(800文字に収めるというルールがあると聞きました)、結構バカに出来ない仕上がりです。もちろん「詳しく知りたい」という時には役不足ですが、電車の中で読んだり、家にもって帰って読むのにもちょうど良いです。この前の号で、欽ちゃんのインタビューが載っていた号が良かったですね。

とはいえ、電車の中で読んでいる時には思いっきり「R25」と書いてあると、ちょっと人の目が気になるかも。

無料で(配布する手間とか考えたらかなり経費がかかると思うんですけど)配布出来てしまうリクルートって、本当に凄い。

2004年06月06日

iNTERNET magazine7月号

昨日の続きになってしまいますが、今日は出かけてきたのでついでにiNTERNET magazine7月号を買ってきました。実は、買う前に立ち読みしてちょっとだけためらったのですが、一応Blogのカスタマイズが特集されていましたし、せっかくなので買ってみました。

確かに自分の知っている頃のiNTERNET magazineに比べると(たぶん2〜3年前)、ちょっと薄いかも。それ以上に感じたのは、昔の方がページのデザインが格好良かった気がするのですが、何か変わってしまったのでしょうか?それとも気のせい?

と、ちょっと時間が無くてざっと目を通した感想ですが、「インターネット」という括りにはちょっと限界があるのかなあと。これがもしBlogユーザのためのBlogマガジンという本なら、結構いい気もしますし、もっと内容を濃くすることが出来る気がするのですが、読ませたいと思う人のターゲットが絞り切れていないのか、元々は絞れていたのが時間と共にインターネットの内容が細分化していって、本の内容が追いつかなかったのかなあと、そんな感じもします。

ちょうど自動車雑誌で、自動車の種類に特化していない古いタイプの雑誌が、取り残された感じのあるのに似ているかも。今後の雑誌の方向性が気になるところです。

2004年05月14日

スタイルシートを学びたい人に一押し!

スタイルシートスタイルブック
正しくやさしいCSS入門 スタイルシートスタイルブック
有坂陽子 長谷川恭久 著(翔泳社)

早くも今年の技術書No.1に選びたいくらい優れたスタイルシート(CSS)の解説本です。

ここでちょっとおさらい。スタイルシートとは簡単に言うと今までHTMLでテーブルタグなどを駆使してデザインをしていた技法ではなくて、文章部分のHTMLとデザイン部分のスタイルシートを切り離す時につかいます。文章部分をパソコン・携帯電話・PDAに合わせたデザイン用のスタイルシートに切り替えることで文章を簡単に再利用できたり、多くのページのデザインをスタイルシートを共用することで簡単にデザインを合わせたりすることが出来る方法なのです。

とりあえず今後のホームページ制作方法はスタイルシートを利用したものに変化していくのは間違いなく、最新のホームページ制作ソフトMacromedia Dreamweaver MX 2004でもスタイルシートが多用されています。

ただ、以前からスタイルシートに関する解説本を探していたのですが、リファレンス本や最新テクニック本はそこそこあるものの、基本から教えてくれる本はあまりありませんでした。この「スタイルシート スタイルブック」は理屈や基本からかなり高いテクニックまで、楽しく読めてしまう良書です。

続きを読む "スタイルシートを学びたい人に一押し!" »

2004年04月22日

インターネット的なもの(2)

前回の書き込みに引き続き。

MMTのツッコミに耐えつつ、答えてみます。

多分MMTが定義している(のではないかと私が勝手に思う)「インターネット的」はまさに普通の人が考える範囲の事で、たとえばパソコンや携帯電話などの端末があって、それぞれの端末がネットで繋がれていてWebページやメールを見たり、掲示板に書き込んだり、blogを書いたり、そこにe-コマースやネットゲームが入ってきたり、といったインターネット以前のパソコンや電話の使い方とは異なる、実際に「インターネット」もしくは「World Wide Web」と呼ばれるものからくるイメージだと思います。

糸井さんがこの本の中で書いている「インターネット的」なものは、この「パソコンや携帯電話を使ってネットへ…」という概念をもっと一般の人や生活の中にあるものや事柄に置き換えつつ、「これってインターネット的だよね〜」と説明している(という感じの)所に違和感があるのではないかと思います。

これを伝えられなかったのは、ひとえに私の文章力不足が原因だとは思うのですが、「詳しくは本を読んでね〜」というわけにはいきませんから、何とか説明していきましょう。

続きを読む "インターネット的なもの(2)" »

2004年04月16日

インターネット的なもの(1)

インターネット的
インターネット的
糸井重里 著(PHP新書)

今日はちょっと珍しく、と言っても自分しか分からない事なんですけど、今日の午前中に買ってきてまだ読み終えてもいない本の紹介なんです。そのタイトルも「インターネット」ではなくて「インターネット的」、しかも初版が2001年7月ですから、インターネットみたいにガンガン技術が進歩する世界の話の本としては、ちょっと古いんじゃないの?と思う人もいるかも知れません。でも内容は実に新鮮なものばかりです。

糸井さんと言えばもちろん「ほぼ日刊イトイ新聞」だけでなく、TVやその他のメディアでも活躍しているコピーライターの方ですが、「インターネット」をこのように説明しています。

インターネットは、「伝える仕組み」です。いわば、人間の生み出す情報という「料理」をすばやくどこにでも届ける「お皿」です。ほんとうは、一番面白いのは、お皿に何をのせるかということのはずです。お皿自体には、僕はあんまり興味がないのです。 <中略> インターネットという新しいメディアも、まだお皿のことだとか運び方ばかり考えられている。ぼくとしては「お皿に載せる料理以外には何もわからなくていい」というくらい極端な立場にいたいのです。

なるほど、いかにもコピーライトを職業としてきた人の意見で、感心する所があります。
つい自分も含めた技術者の多くは、その「お皿」や「運び方」、例えばXHTMLだぁ、CSSだぁ、SQLがどうしたぁといった事ばかり気にしていて、肝心の料理、つまり人を楽しませるコンテンツ部分を忘れてしまう事もあります。

続きを読む "インターネット的なもの(1)" »

2004年03月19日

あなたの強みが分かるかも

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう
マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン 著 田口俊樹 訳(日本経済新聞社)

最近は自分の才能のウイークポイント、弱い部分を鍛えて強くするよりは、元々強い部分を伸ばして弱い部分もカバーするくらいの方が、考え方としては主流のようです。確かに、無理に弱点を強くしようと努力するよりも、元からある才能を伸ばすようにするのですから、気持ち的にはも楽で身に付きやすいと、簡単に想像できます。

では「あなたの強みは何ですか」と質問されてしまうと結構答えにくい、自分でも言葉にするのは難しいとおもいますし、他人から見たら凄い才能だと思うことが、本人には当たり前すぎて気が付かないということもあります。そんな、自分の強みを見つけることが出来るのがこの「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」です。ちょっと前に流行った本(2001年11月 初版)ですが、一度紹介しておきたいと思った次第です。

続きを読む "あなたの強みが分かるかも" »

2004年03月15日

「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」2

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
遙 洋子 著(筑摩書房)

上野千鶴子さんは東京大学 大学院人文社会系研究科・文学部 社会文化研究専攻 社会学講座の教授で、研究分野はジェンダー研究やセクシュアリティ研究など、フェミニズムに関する著書も多数あります。「フェミニズム」と聞くと男女同権ではないですが、差別の絡んだ非常に難しそうなテーマだというイメージがありますし、それについて語るだけの知識は自分にはありません。実際、学問としてもまだ理論が確定していない新しい分野でもあるそうです。

一方、タレントの遙洋子さんは、若さやユニークさが女性に求められてしまう古い体質の残る芸能界で、女性がバカにされてしまうような「常識」と戦い番組の中でも議論し、しかも長い間負けてきた。だからこそ勝つためのケンカ=議論を学ぶために上野千鶴子さんに「ケンカ」を学びに行く、のがこの本のスタートとなっています。実際に遙さんは上野さんにケンカの勝ち方が学びたいと訴えていて、そのことに対して上野さんは「トドメを刺してはいけません」と答えています。以下、本からの引用です。

「なんで? なんでとどめを刺しちゃいけないんですか?」
「その世界であなたが嫌われ者になる。それは得策じゃない。あなたは、とどめを刺すやり方を覚えるのではなく、相手をもてあそぶやり方を覚えて帰りなさい。」
 私は鳥肌が立った。やっぱ、本物だ、と思った。
「議論の勝敗は本人が決めるのではない。聴衆が決めます。相手をもてあそんでおけば、勝ちはおのずと決まるもの。それ以上する必要も、必然もない。」

この「相手をもてあそぶやり方」が、この本の最後に出てくる、ケンカの十箇条にもつながる読みどころの1つ、それとフェミニズムやジェンダーに関する読みやすい入門書であるところが、もう一つの読みどころとなっています。ただし読みやすいとはいえ、多数の論文を引用した箇所はちょっと難解かもしれません。逆に遥さんの実体験に基づいた話の部分は、分かりやすく読み応えもあります。

それに加えて、学問のプロを目指す人たちの思いや意気込み、生態なんて所までが面白くかかれているところがこの本の良さなのでしょう。ジェンダーやフェミニズムに興味が持てなかった人も是非読んで見て欲しい1冊です。

2004年03月13日

「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」1

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
遙 洋子 著(筑摩書房)

この本、実は昔からタイトルが気になっていたのですが、今まで読まずにきた本の中の1冊です。「東大で」「ケンカを学ぶ」所は凄いタイトルだなあと思うのですが、上野千鶴子さんも遙洋子さんも全く知らない人なので、内容が全く分からないのが理由でした。たまたまこちらのサイトで紹介されているのをみた後で、古本屋さんの1冊100円コーナーで見かけたのが読むきっかけでしたが、一気に読めてしまう位なかなか面白い本です。

ここでいう「ケンカ」とは「議論」のこと、関西タレントで著者の遙洋子さんがいかに議論で勝つかの方法を大学のゼミを通じて上野千鶴子さんから学んで行く(?)3年間をまとめたエッセイなのですが、その本筋よりもいかに大学、特に東大のゼミや大学院というところは大変なところなのだなあと考えさえられる所がいいと思うのです。大学院というところは「学問のプロ」を育てるところで、「大学」という言葉の持つ楽しそうなイメージとは全く異なる場所なのでしょう。

じゃあ、一般ピープルな私には縁遠い物語なのかといえば、さにあらず。もちろん議論でお客さんと戦うことはあり得ませんが、相手の要望を聞いて出来るかどうかを答えていくシーンはいくらでもあります。それは議論ではないでしょうが、時には相手の作りたいモノ、イメージするモノを否定しなければならない時もあります。それを頭ごなしに「出来ません」だの「無理、無駄、必要ない」などと切り捨てるのではなく、何故不必要で、どの位大変(私ではなくてお客さんが)なのか、お客さんの要望からかけ離れた部分をうまくまとめて、自分の言葉と知識で説明する必要はあるわけです。

ケンカとは言いませんが、お客さんの納得できる形で「自分の仕事」をするためには「広い知識」と「専門分野の勉強」と「議論の戦い方」を知って実践するのが効果的なのだと、改めて実感。学者志望でなくても、読むところが多い1冊です。

2004年03月11日

「投資戦略の発想法」再読中

kimura_tousi.jpg

木村剛さんのページにリンクして頂きました!凄い!何が凄いって、とりあえず凄い!ありがとうございます。

それを記念?いたしまして、現在木村剛さんの著書を再読中です。読んでいるのは「投資戦略の発想法 −ゆっくり確実に金持ちになろう−」です。「投資」とタイトルには入っておりますが、やれ「不動産投資をしろ」とか「株式投資で一攫千金」という内容のモノではありません。というか、そういったいわゆる「投機的な投資」は木村さんは否定しております。それも頭ごなしに「駄目」というのではなく、どうして不利なのか、結果的に他の方法をとった場合とどれくらい不利なのかと言うことまで、本の中では示されています。

結局、ローリスクでハイリターンが取れるような投資方法はなく、ローリスクでローリターンをとるかハイリスクでハイリターンを取るしかないこと。まずは自分にどれだけ資産や負債があるかを見極めるためにバランスシートを作ること。資産を見極めて負債を整理していくこと等から始まり、生活防衛資金(2年分の生活に必要な費用)を準備するしたうえで、さらにその余剰金を投資に回していく、というところから書かれています。生活費2年分を溜めるのは相当大変かも知れませんが、結果としてそれができないようであれば、株などの投資でうまくいくようにはならないという事だと思います。

会社からクビを言い渡されるかも知れないから、今から積極的に資産を運用して財産を増やしておきたい−などという短絡的な考え方をする人はいないと思いますが、こういうマイナス思考は、すでにスタート時点で負けています。
いまの仕事で十二分の収入を得ることができる−という自信があなたの投資戦略の前提にならなければなりません。現在の仕事において能力を上げることのほうが、株式売買の知識を多少身につけるより、あなたにとってよほど役に立ちます。 (投資戦略の発想法 p.88, 強調は実際の本の通りです)

耳の痛い話です。もちろん株で一山当てて。。と考えている訳ではありませんが、自分の仕事から得る収入を高める方法を考える前に、不況や仕事の内容のせいにしがちな部分は無いとは言えません。自分の仕事で十分に収入が得られるような努力から、始めたいと改めて思います

もちろん自分の場合はそこからですが、実際に生活防衛資金が準備できた後での株式やその他に関する投資方法についても詳しく書かれておりますが、気になる方は是非読んでみて頂きたいと思います。他の投資本などにも繋がる部分もありますが、そういうモノを読み比べていく面白さもあると思います。

以上、仕事中(だと思われる)会社から、お送りいたしました(笑)

2004年01月15日

なかなか読み進められない本(2)

先日紹介したKitchien Table Talkもなかなか読み進められない本なのですが、もう1冊、どうしても読みたいのに最後まで読めない本というのがあります。それがこのクルーグマン教授の経済入門なのです。

実は、リンク先になっているのは2003年11月に出版された文庫版の方なのですが、私が実際に買ったのは既に5年以上前で、1998年11月出版の初版本なのです。ただ、知らないうちに表紙のカバーが無くなってしまっているため、今回は写真を無しにしてあります。そしてこの本は、技術方面一辺倒で歩いてきた私が経済学というものに興味を持つきっかけともなった本なのです。文章は少々くだけた感じですが、変な専門書よりは読みやすくなっています。

この本は「経済入門」なだけあって、内容は簡単、な筈なのです。確かに読んでいて分かるし読み進められるのですが、どうしても2〜3章進むと前の方で読んだことが分からなくなってしまって、また戻って読む、戻って読む。時間を置いてから読む、そうこうしていると、他の本を読む、また戻ってきて読む。経済関連の記事を読む、また戻ってきて読む。という、本当に理解しているのかしていないのか、端から見ると変な感じに見えるかも知れない本なのです。多分それは、本の内容が悪いのではなく、あまりにも経済に疎すぎる自分が勉強不足なんだと思うのです

で、経済にとって大事なことというのは − つまりたくさんの人の生活水準を左右するものは − 3つしかない。生産性、所得配分、失業、これだけ。これがちゃんとしていれば、ほかのことはまあどうにでもなる。これがダメなら、ほかの話も全滅。それなのに、ビジネスとか経済政策は、こういう大きなトレンドとはほとんど関係がない。 みなさんの多くは、これじゃちょっと少なすぎるんじゃないかと思うだろう。インフレはどうした!国際競争力は!資本市場の状況とか財政赤字とかはどうなんだ!うんそうだね、その種の話は次元がちがっていて、国の状態のよしあしには間接的にしか影響しないんだ。 − 第一部 経済のよしあしの根っこんとこ P.25

この、引用した文章は本当に初めの方に出てくる部分なのですが、この文章が「あーなるほど」と分かる方は読まなくても良いかも知れませんし、「え、何で?」と思う人は実は経済について偏った情報しか持っていないのかも知れません。

またアメリカの話が中心ですが、日本に関すること、特ににバブル後の日本がはまっている罠、マクロ経済学の流動性トラップに関することも述べられている、らしいです。「らしい」というのは勿論そこまで自分が読めていないという事なのですが、この本を買って5年、やっと全部が読める様な気がしてきました。これから経済、経済学を学んでみたいと思う人は是非。

2004年01月06日

金持ちになりたいかー!

金持学
金持学
関口 房雄 著(宝島社)

なんと言ってもこの本のサブタイトルは『年収3000万円以上を目指すあなたのための成功哲学』です。不景気と叫ばれて久しいこのご時世に、年収3000万円以上を目指すっていうんだから、そりゃー大変だろうなぁ、ってことですが、本の中身は成功者の自慢話ばかりかというとそんなこともない、結構まともな本です。

関口会長といえば、「ド・ナイト」(テレビ朝日系)や他のテレビ番組などでもおなじみの"ミスター大盤振る舞い"としても知られる、株式会社ベンチャーセーフネットの代表取締役会長です。もう見た目はマフィアのドンといった感じですし、テレビでの言動を見ていると、この人や会社は大丈夫なのかなと少し思う事もあります。でもアウトソーシングという業務体系を確立し、ビジネスとして成功を収めているのですから、やっぱり凄い人である事には間違いありません。

本の中身は、確かに自慢話も多いのですし、ちょっと当たり前な(でも普段は忘れてしまいがちな)提言も多いのですが、一番好きだったのは「関口流・成功する男の七か条」という関口会長の信条があります。


第1条 セックスアピールを持て!
第2条 昆虫人間になるな!
第3条 自己投資を惜しむな!
第4条 基礎を積み上げろ!
第5条 常に三年先を読め!
第6条 自己アピール力を磨け!
第7条 夢とロマンを持て!

それぞれの条項については本の中で詳しく説明していますが、私自身面白いと思ったのは第5条の「常に三年先を読め!」です。Webデザインなどの一応最先端だと思われる仕事をしていながら、この先がどうなっているのかなんて考えずに、ただ日々の仕事をこなしている事が多く、そんな3年先の事なんて、技術革新がどうなっているかも分からないんだから、どうしようもない、と考えがちです。

でも関口会長の会社はまさにその最先端を行く会社であり、その人が3年先を読んで行動しているというのですから、関口会長の頭の中にはどんな3年後の未来が広がっているのか知りたい気持ちと、自分がただ技術を追いかけているだけで何もしていなかったのではないかと思う恥ずかしい気持ちとで、非常に考えを改めさせられます。

成功者の声をやっかみ半分で読むだけではなく、素直に認めて、自分の日々の仕事に反映する事が、自分にとっても大切です。ただ学者や評論家の言葉だけではなく、実社会でも成功した人の言葉をもう一度読んでみてはいかがでしょうか。

ただし、競馬(博打としてではなく、競走馬の購入)関連の話はやっぱり自慢話なのかなあとも、ちょっとだけ思います。

2004年01月02日

この本はちょっとやばい

ウケる技術

ウケる技術
小林昌平・山本周嗣・水野敬也著(オーエス出版社)

あなたは初対面の人と話をする、いやしなければならないと感じたときにどんな態度をとりますか。今の私自身だったら、何とか自分の仕事の話とかにこじつけて話をしようとするかも知れません。でも相手の反応がイマイチだったら?どんな風に対応していかなければならないだろうと考えつつも、黙ってしまうでしょう。

そんな時のための対応法をいろんなパターンで紹介しているのがこの本「ウケる技術」です。何とも怪しげなタイトルですが、中身は確かに凄い。例文を読んだだけでは、単なる軽薄な男、もしくはスチャラカC調社員(植木等〜って感じ)なのではないかと思わせるもの、その38の技術に対して全部説明しており、確かに納得はいくものとなっています。

ただ、英会話の教科書のように、相手がいて練習が出きる話ならまだいいものの、ふだんの生活の中に出てくる会話で練習をするとなると、こりゃー相当難しいなと思うのです。それでも「こんな方法もあったのかー」や「これはちょっと難しいなー」などと思いつつも、色々なトークのヒントがふんだんに含まれています。しかも、自分の周りで「トークがうまいな」と思う人は、この38ある技術のいくつかをその人なりに使って(勿論無意識にでしょうけど)いるという分析にも使うことが出来ます。

この本の中に何度か出てくるキーワード「コミュニケーションはサービスである」を念頭に置いておく事が実は重要で、それが出来るようになると実はコミュニケーションがもっと面白くなるんだろうなあと思うのです。

こんな事、つい2〜3年前の自分だったらただ単純に「苦手だなあ」と思っていたことなのですが、こういう本を読む自分、こういう本が発売される世の中、必要だと感じる自分、ずいぶん変わってきたのだなあと改めて感じます。何にせよ、トークやコミュニケーションが苦手な人に、この本はお薦めです。どこまで実現できるかは読み手次第で。

この本のサイトとメールマガジンもあるので、とりあえず試しに読んでみてはいかが?

2003年12月25日

世界のCMが見てみたい方に

広告批評 2003年11月号
広告批評 2003年11月号
保存版CD-ROM付き(マドラ出版)
普段からこの本を買っているわけではないのですが、広告批評の2003年11月号の特集は「世界のコマーシャル2003」ということで、本年度のカンヌ国際広告賞やクリオ広告賞受賞作品を中心に113作品のコマーシャルが紹介されています。そのうち64作品については実際にCD-ROMに入った動画データを見る事が出来る、ということでついつい買ってしまいました。税込み1100円はお得だと思います。

CMってたった15秒とか30秒(長いのは1分くらいのもありますが)で、その中で場面やストーリーや面白さや商品の紹介まで行ってしまうわけですし、CMの出来不出来が直接販売にも影響するでしょうし、その面白さが危うさと紙一重だったり、ブラックなジョークが含まれていたりと本当に感心させられるモノも多いです。それもこの本の中に含まれているのは世界的にかなり上位のモノばかりですから、CMが楽しめる人であれば買っても無駄ではないと言い切れます。

自分の中で一番気に入っているのは、スペインのビルバオ・スポーツのCM(60秒バージョン)で、全裸の人たちがサッカーをしているものです。この面白さは説明だけじゃちょっと無理なので、是非見て頂きたい。運良くオフィシャルサイトにMPEGファイル(ただし30秒バージョン)がありましたので、どうぞ。

ちなみに最近は世界のCMフェスティバル 第1部〜第4部なんてDVDまで出ていますから、侮れません。